現場シートと巨大アート
2022年09月23日
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こんにちは、河合工務店です。
YouTubeをアップ!
「河合工務店通信 第12回」で出てきます。
タイトルは、「現場シートと巨大アート」。
今から30年近く前のこと。
たいてい建設現場はゴミが散乱、
足場にかけるのは薄汚いシートだけ。
ショールームは特になくとも、
工務店にとっては現場こそが最大の
情報発信の場ではないか。
なら、キレイで心楽しくなる場でなければ。
そう考えた当時の河合孝社長(現会長)は、
足場にかけるシートの絵を、
アーティストに描いてもらおうとひらめく。
依頼したのは、国鉄(今のJR)の
トイレの壁に絵を描いていた
デザイナー・松永はつ子さんだった。
シートは、1枚につき、高さ5.4m、幅1.8m。
これが10枚なので、幅が計18mとなる!
この大きさなので、まず描く場所がない。
松永さん自ら場所を探され、
お付き合いがある塗装屋さんの事務所を貸してもらう。
ビニールシートでは、長持ちしない。
そこで布シートにペンキで描くことになるが、
大変な作業となった。
ようやく仕上がった時点で、
作品の全貌を撮影したいとなる。
この巨大な作品を広げる場所探しにまた苦労。
それも松永さんが解決。
仕事場であった国鉄か(今のJR)にかけあい、
大船工場をかりて撮影することに。
その記念写真は圧巻。
現場シートが「巨大アート」となった瞬間である。
この「作品」は、今でも河合工務店の現場を、
美しく彩っている。
(文責/ライター上田隆)