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「真の歯科医療」を実現する癒し空間 

【患者様の治癒力を高める自然素材の診療所を】

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風にざわめくケヤキの下に建つ、いぶし銀の日本瓦と白壁のM邸。

1階が、M様ご夫妻が開業するみどりの杜歯科クリニックです。

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木に囲まれた空間での丁寧な治療が評判で「ファン」が増え、数ケ月先まで予約が一杯。

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まず患者様が驚かれるのは、待合室も診療室も、病院特有のあの嫌な匂いがしないこと。

診療台に横たわれば、美しい杉の天井、赤松の梁が見えて安らぎます。

ほのかな木の香りと心地良いBGMに包まれて、つい眠ってしまう方もおられるとか。

ご夫婦が思い描く「真の歯科治療」は、自然の治癒力を生かし、有害物質などの薬剤を避けたもの。

脱ケミカルを配慮して自然素材のみ使用し、電磁波対策を行うことが必要でした。

また、この家は、安心安全な子育てをする場でもあります。

こうした理想の自宅兼歯科医院を実現できるつくり手に探し出すには、多大な労力をかけられたそうです。

【理念を理解するつくり手に出会うまで4年の歳月】

当初、M様ご夫婦には、家づくりに関する知識はゼロ。

初めの要望は、「化学物質を使わない家」というシンプルなものでした。

まずは、住宅展示場に行き、ある大手ハウスメーカーに依頼。

打ち合わせを重ねるも、合板を使用する計画など理想と合わず断念。

次に「自然住宅」を標榜するメーカーと図面をつくるも、素材に疑問が多く、契約に至らず。

その後、ある設計事務所に依頼しますが、目指す歯科医療の意図をまったく理解してくれず。

プランは作成したものの、契約寸前で迷いが生じます。

その時、ママ友から河合工務店のことを教えられてホームページを見て興味を持たれ、翌日訪ねると河合孝社長(現会長)と意気投合。

当社への依頼を決意されました。ここまでなんと四年。

M様ご夫婦は、早速、私たちと連携する建築士に、歯科医院のコンセプトを説明しました。

その後間もなく、具体的な設計イメージを伝えるまでもなく出来上がった図面に、ご自身の想いが全部満たされていたことに驚かれたそうです。

【大黒柱が、診療所と住居をどっしり支える】

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1階は歯科医院で、M様ご夫婦の先生方やスタッフの方が仕事をしやすいよう、広い空間をパーテーション的な目隠しで仕切りました。

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1階歯科医院の玄関を入ってすぐに配置した大黒柱は、2階住居のリビングと天井に達し、東西南北に延びる太鼓梁に交差。そのどっしりとした佇まいが、安心感を家全体に漂わせています。

ちなみに2階リビングは、ヨガ教室にも開放。

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設計上で悩んだのは、診療室の床は土足にしてほしいというご要望。

無垢の床材(ナラ、栗)の上を土足にすると埃や衛生上の問題があるので、「スリッパでのご利用を」とお願いし、ご理解いただきました。

結果的に、足裏に温もりが伝わるフローリングにご満足され、患者様にも喜ばれているそうです。

M様ご夫妻が目指されている歯科医療は、従来の削ったり抜いたりする「直す」ではなく、歯の病気を「治す」というスタイル。

癒しの木の空間で、その信念を、日々実践されています。

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