こんにちは、河合工務店です。

実は私たち、小さな山を持っているんです。

「工務店なのに、どうして山を持っているの？」

そんなことも、よく言われます。

今回は工務店である私たちが、なぜ山を持っているのか、山で何をしているのか、詳しくご紹介します！

【日本の山の現状】

日本の山や森林の多くは、手入れがされていない放置状態ということをご存知でしたか？

山や森林の手入れをするにはかなりの費用が必要となるにも関わらず、大根よりも安くしか売れない木材。

管理をしても、赤字にしかならないのです。

しかし放置された山や森林は、動物達の凄み家にもならない上に、健康的な土壌を保つことができず、保水力の無い土地になってしまいます。

これでは台風などの雨災害の時に、土砂崩れなどの大きな災害につながる恐れがあります。

私たちの暮らしのためにも、地球環境のためにも、しっかり手入れをしていくことが重要なのです。

【河合工務店ができること】

当時は国産材の自給率が18％の末期状態でしたため、微力ではありますが、日本の林業を守るためにも、この現状を皆さんに見て知っていただきたいとの思いから、山の購入に至りました。

たしかに私達のやる仕事ではないかもしれません。

しかし誰かがやらなければならないことだと思っています。

今では自給率が36%になったことを嬉しく感じておりますが、まだまだこれから上げていかなくては日本の山がダメになってしまいます。

自然と共存していくためには、正しい管理が必要不可欠。

特に河合工務店では国産木材を使用した家をつくっています。

国産木材が育つ環境がなければ、私たちが提案する健康住宅も成り立ちません。

自然と、山と、木と、真剣に向き合うために。

その思いで、小さな山を持つ事にしました。

【何をしているの？】

今、日本は自国の林業を見直すべき大切なときに差し掛かっています。

まずは「この山を都会の人達に来て見てもらいたい」「自然や木とふれあってもらいたい」、

そう考えて、間伐や枝打ち見学、植林体験などのイベントを開いています。

一人でも多くの人に山や自国の林業に関心を持っていただき、これからの未来について考える機会ができれば嬉しい限りです。

河合工務店の山で開催されるイベントは、これからも随時開催予定です。

イベント時期が近くなりましたら、またお知らせいたしますので、どうぞ楽しみにしてお待ちください！