小上がりスペースを、将来の介護室に
2022年07月15日
建主訪問
【M邸1】2回シリーズ
こんにちは、河合工務店です。
暮らしていた家を、建て替えて、新築したM邸。
お母さまと2人の娘さんが、
ストレスなく暮らせる工夫をこらしました。
アレルギー症状があり、無農薬野菜を食べるほど
に健康を気遣うご家族。
心身健やかに過ごせる住空間になるよう目指します。
設計は、業界有数の建材スペシャリストでも
ある建築家・伊藤有吉子さんが、
建て主さんの要望をとことんうかがいました。
大きな課題の一つは、
勤務する娘さんたちと、終日家にいるお母さんの
生活スタイルの違いをどう解決するか。
当初は、母は1階、娘は2階にと要望されましたが、
伊藤さんは、お母さんが、まだまだ元気に動かれる
ことに気づきます。
「足腰が丈夫なうちは階段を
上り下りした方がいいのでは」と
娘さんたちと並んで2階に個室をつくることを提案。
その代わり、1階リビングには、小上がりの畳スペースを
設けることに。将来、介護が必要となったお母さんの
スペースに。周囲に引き戸を設置することで、
介護室になれば閉め切った部屋にすることができます。
それまでは、開け放ってオープンに。
また、紺色の土佐和紙を周囲に貼ることで、
シックでおしゃれな空間となりました。
(文責/ライター上田隆)
東京都中野区の河合工務店が自然素材での健康住宅設計やリフォームについて書きます。
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