職人の「半纏」が意味すること
2025年08月08日
大工の知恵
こんにちは、河合工務店です。
半纏(はんてん)を着た左の人物は、
弊社先代の故・河合丈夫。
右は、壮年の頃の二代目(現会長)河合孝。
この記事でご紹介したいのは、「半纏」。
大工職人である先代の羽織っているものこそ、
本来のものなんです。
つまり、粋な普請の好きな旦那衆が
自分の家を新築したり、直したりする時に、
そこに出入りする職人たちに着てもらうために
自分の名前を入れ配ったもの。
工事をする時には、そこのお施主様の
名前が入った半纏を着て仕事しました。
現在の「半纏」は、何かのイベントの時に
自社の名前が入った物を使用するものです。
でも、昔の職人の「半纏」は、
もっと深い意味がある。
仕事人としての「誇り」と、
お施主様と家づくりをするという「歓び」を
体現しているということ。
(文責/ライター・上田隆)

東京都中野区の河合工務店が自然素材での健康住宅設計やリフォームについて書きます。

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