「高温乾燥」の木を使わないわけ
2025年08月12日
こだわり
こんにちは、河合工務店です。
この角材、よくないですねぇ~。
芯のところに、ヒビが入っていますから。
高温乾燥したものですが、
こうなると構造材として弱くなり、
耐久性に問題が出てきます。
木は、山から切り出してすぐでは、
ボタポタ垂れるほど水気を含んでいるので、
乾燥の工程が、絶対に必要。
現在、早く使用するため、
巨大な乾燥機を使い、高温乾燥することが
多くなっています。
でも、本来、木が持っている
油気がとんでしまい、粘り気のない
弱々しい木材に。
本当は、昔のように何か月もかけて
「自然乾燥」するのがよいですが、
現在の市場は、それを待ってくれません。
私たちは、その中間をとって、
乾燥時間を短縮できる「低温乾燥」の
材を使うようにしています。
木本来が持つ性質を保ち、
ヒビもありませんから。
(文責/ライター・上田隆)

東京都中野区の河合工務店が自然素材での健康住宅設計やリフォームについて書きます。

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