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【建築士が語る】アフターコロナ時代の家の在り方とは?

こんにちは、河合工務店です。

前回に引き続き、河合工務店の提携建築士と当社社長による

自然住宅対談の様子をお届けいたします。

河合

コロナというキーワードで。先日、リフォームの相談で以前施工したお施主様の家に伺ったんですが、コロナ渦でステイホームと言われるようになると、住空間ってやっぱり大事だったんだなって実感されたそうです。これからテレワークが増えるとなると、また違う設計の観点ができるのかな、と思っています。一家に一部屋書斎が必要になってくるのかな~なんて個人的には感じていますが、どうですか?

高岡

今までは家を持つことが人生のひとつの目的だったり、ステータスだったりしましたが、極端な話、小屋でいいんじゃないかなって思ってます。建築士が言うのもなんですが(笑)。人生のベースキャンプみたいな感じですかね。日中は色んなところで活動して、ベースキャンプに帰ってきて、体と心を癒す。それでまた明日から頑張ろう!と。家はそういう「器」でいいんじゃないかと。

市川

僕は今までは家とか土地って「財産」という意味合いも強く含まれていると思っていたのですが、これからはいかに自分の人生を楽しむための場所になるか、という方向に変わっていくんじゃないかなと思っています。在宅勤務が増えてきて、駅の近くがいい、都心がいい、という条件はなくなりつつあります。だから思い切って自分のやりたいことができる土地を選ぶ、というのもありだと思います。

河合

ライフスタイルを見直す、いいきっかけになっている人もいますよね。伊藤さんはどうですか?

伊藤

私は山梨に越して4年になります。それまでは国立で「都会の暮らし」をしてきました。女性として仕事をする、という視点から考えると、家事をして、子育てをして…家でやることが沢山ある中で、「会社に通って一日を過ごす」というのは難しい時代になってきたと思っています。インターネットがあれば、どこでも仕事はできます。実際、山梨に引っ越してから、仕事面で不便を感じたことはありません。普段のやり取りはネットで、打ち合わせなど必要があれば東京まで出向きますし。今はパソコンにスマホ、いろんな手段があるので、それに慣れてしまえばなんてことはないです。

高岡

そう、今は大工さんともLINEで資料を送りあったり(笑)。

伊藤

「今まで直接行っていたけど、逆にネットでのやりとりの方が資料が残ってよかったな」、なんて思うことも。あとは直接会った時間を大切にできます。

私は家で仕事をすることが多いのですが、河合社長が言うように書斎は必要だと感じています。今も書斎を増設中です。私が考える書斎は、2つあることがベストです。ひとつは家の電話の音すら聞こえない、完全に孤立した個室。あとは料理をしながらでも仕事がしたい、というときのためにワークコーナーを作る。家事をやりながら仕事をしなければならない状況のときは、完全な個室を作ってしまうと家の様子がわからなくなってしまうので、逆にやりにくかったりします。こんな環境がこれから必要になってくるんじゃないかな~と思っています。

小屋でいい、という高岡さん。

人生を楽しめる場所にする、という市川さん。

今はどこでも働ける、家に書斎をつくるなら二つがベスト!という伊藤さん。

建築士によって様々な考えがあって、とても面白い対談になりました。

ブログでのご紹介は今回が最終回となりますが、

今後動画にて配信予定です。

皆様にご紹介できる時が来ましたら、改めてご案内いたしますので

どうぞ楽しみにしてお待ちください!

【参加メンバー】

いちかわつくみ建築設計室 市川創己

高岡建築設計事務所 高岡正道

レインファーム一級建築士事務所 伊藤有吉子

モデレーター:河合工務店 河合稔

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