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【建築士が語る】自然素材の家によるあるトラブルとは?

こんにちは、河合工務店です。

前回に引き続き、河合工務店の提携建築士と当社社長による

自然住宅対談の様子をお届けいたします。

自然素材の家の大きな特徴は、「生きている」ということ。

木は木材になってからも呼吸をしています。

空気が乾燥していると内部の水分を排出し、湿度が高ければ吸収する。

この木の特性を理解していないと、思わぬトラブルが起こることもあるようです。

是非ご一読ください。

河合

自然素材は、素材の特性上、どうしてもお客様の理解が必要になってきます。無垢材を使った床だと、湿度によって木がすいたり、反ったりという事があると思うんですが、最初にお客様に伝えておくとクレームにならないですよね。

市川

1,2月あたりの空気の乾燥した季節だと、結構剥きますね。特にうちは薪ストーブも使っているので…。ご飯粒が入るくらいの隙間はできます(笑)。今はちょうど湿度がある季節なので隙間はありませんが。つまりそれだけ湿気を吸ってくれているってことですよね。

河合

一方で木が「呼吸している、生きてる」ということにもつながりますよね。

高岡

やっぱり人間も水が欲しくなると口を開けますからね。木も同じ(笑)。

伊藤

よく床のクレームに多くの工務店さんがやる対処法としては、後ろに全面接着剤を付けて固めてしまう方法。確かに自然素材は使っていますが、見えない部分に接着剤がたくさん使ってある。それって体にいいのかなぁ…自然素材の家って言えるのかなぁ…って思ってしまいます。床材ひとつとっても、それぞれのメリットとデメリットをお客様にしっかり伝えて、ご理解いただいた上で、ライフスタイルに合ったものを選んでいただくことが大切だと思います。

たしかに「木の風合いを感じたい」「板と板の間に隙間ができるのがどうしても嫌だ」

ということあれば、接着剤を使用していてもいいかもしれません。

ただ「自然素材を使った体にも環境にもいい家」「深呼吸できるような気持ちのいい家」

を選ぶなら、接着剤の使用はできる限り避けたいですよね。

みなさんはどのような家で暮らしたいですか?

その希望を叶えてくれる施工会社を選ぶことが、成功する家づくりのポイントでもあります。

次回の自然住宅対談レポートも、どうぞお楽しみに!

【参加メンバー】

いちかわつくみ建築設計室 市川創己

高岡建築設計事務所 高岡正道

レインファーム一級建築士事務所 伊藤有吉子

モデレーター:河合工務店 河合稔

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