エシカルな考え方とは
こんにちは、河合工務店です。
皆さんは『エシカル』という言葉を聞いたことはありますか?
『エシカル』とは英語で『倫理的な』という意味で、法律の縛りはないけれども多くの人が正しいと思うこと、または本来人間が持つ良心から発生した社会的規範を意味します。
環境への配慮を表す『エコ』や、健康で持続可能な生活様式という意味を持つ『ロハス』といった言葉の持つ範囲をさらに広げて、環境保全や地域・社会への考慮といったニュアンスで捉えられることが多い概念です。
それを実践できる身近な行動の1つが『エシカル消費』だと言えるでしょう。
エシカル消費の理念
【人・社会】
●社会の悪(児童労働や労働搾取など)を助長しない
●社会の善(助けを必要とする人々を支援するなど)を促進する
【環境】
●自然環境を損なわない
●自然環境が良くなる
【地域】
●地域社会、地域経済を損なわない
●地域社会、地域経済を応援する
貧困や人権問題、気候変動といった問題が世界中で解決すべき緊急課題となっています。
これらは主として、先進国による大量生産、大量消費に端を発する問題なのです。
先進国に暮らす人々の欲望を満たすために、途上国の社会的に立場の弱い生産者が搾取されたり、地球の再生能力よりもはるかに早く資源を使い、環境が破壊されたりしているのが現実です。
家づくりに関してもこれと同じことが言えるのではないでしょうか。
安く早く家を建てるために東南アジアの熱帯材が大量に輸入され続け、今日ではインドネシアやマレーシアの一部と最後の原生林が残るパプアニューギニアから貴重な熱帯材が日本で使用されています。
そして家を解体するときに発生する、大量の廃棄物。
一部はリサイクルされていますが、今日の建築用廃材の多くは、新建材と言われる化学建材、ビニールクロスや塩ビが使用されています。
農薬等により薬剤で処理された土台や、外壁の下地材。これらは燃やせば大気汚染、灰になっても大地や環境汚染につながります。
これは果たしてエシカルな行動と言えるのでしょうか。
私たちの子ども、孫、そのまた子供…これから繋いでいく未来の地球のためにも、社会、環境、地域を考慮して生活していくべきではないでしょうか。
私たち河合工務店は、人が安心して健康的に暮らせる家づくりはもちろんのこと、環境保全や地域・社会への考慮した家をつくり続けていきます。
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