「本物の自然素材の家」にこだわる
【洋館風の塔がある「和」の家で、暮らしを楽しむ】
明治時代の洋館風に塔屋を屋根に乗せたN邸宅。
土壁(徳島産)と杉板(栃木産)の落ち着いた外観が、周囲の住宅になじんでいます。
訪問者は、1階居間に入るなり、圧倒的な木の空間にくつろいでしまうでしょう。
杉の天井と栗(岩手)の床、塗壁(ドロマイトプラスター仕上げ)に囲まれた室内の空気は澄んでいます。
中央テーブルは、建て主のN様ご夫婦が古材センターで衝動買いした120年モノの蔵の戸。
続きのキッチンは、奥様のご要望でひたすら機能的に。
収納棚は引き戸にし、調理器具は出し入れ簡単。
床下スペースを設け、自家製味噌などもつくれるように。
階段親柱に、当社が企画した森林バスツアーでご夫婦自ら伐採された杉(栃木)の大黒柱がドンと聳え立ちます。
「本物の自然素材の家」こだわられたN様ご夫婦と、つくり手の私たちの想いがたくさん詰まった住まいとなりました。
【職人技を現場で目の当たりにし、こだわりも実現】
数年かけて探しだされた敷地は、建築条件付きでした。
設計が希望とかけ離れていたので、業者と交渉して土地のみ購入。
悩んだ末、会員だった「大地を守る会」に河合工務店を紹介されます。
奥様は、河合孝社長(現会長)と会った瞬間、「この人しかいない」と思われたそうです。
希望する家のイメージが、奥様の頭にはっきりありました。
「国産材の無垢材を伝統的な技を持つ職人さんに建ててもらう住宅」。
「外観は、漆喰や土壁、屋根は瓦、軒や庇はできるだけ深く。二間続きの和室に、欄間と床の間をつくる」。
これらはすべてかなえられました。
奥様自ら1年かけて探された透かし彫りの欄間の設置、ご主人が夢見た塔の部屋、信楽焼の浴槽…たくさんのこだわりが形に。
ご夫婦は、驚くほど熱心に家づくりに参加され、現場を何度も訪問。
職人たちが、互いの息をぴったり合わせ、無駄なく丁寧に仕上げていく様子を目の当たりにし、感嘆されたそうです。
【お客様同志が、家づくり仲間として、交流深める】
N様ご夫婦は、河合工務店の家づくりをとことん楽しまれ、そして当社の理念を深く理解されました。
栃木の山を買い、山や林業を知るためのバスツアーに何度も参加。
脱塩ビ・脱合板・脱合成接着剤・脱新建材を貫き、家を壊した後も、環境に負荷をかけないという当社の信念にも共感されました。
なにより嬉しいのは、奥様が、家づくりのプロセスをつぶさにブログで記録されたこと。
分からないことがあれば図書館で調べ、私たちも知らないようなことまで書きつづられ、今では当社のバイブルとして使用させていただいています。
またご夫婦はN邸を、他のお客様のモデルルームとして進んで開放されるばかりか、その後もお客様に家づくりをアドバイスされ、交流を楽しまれています。
2階床の間の幕板は屋久杉で、先代の河合丈夫がストックしていたもの。河合工務店の技や歴史、そしてお客様との心温まるお付き合いが凝縮した思い出深い家です。
10:00~19:00(月~土)
ご来店予約は日・祝も承ります