リフォームでは予備の修繕費用を!
【YouTube「河合工務店通信」第16弾!】
こんにちは、河合工務店です。
YouTubeをアップ!
「河合工務店通信 第16回」で出てきます。
タイトルは、「築30~40年の戸建住宅に多い欠陥
リフォームでは予備の修繕費用を!」。
リフォームのご相談をお受けする際、
予備の修繕費を1~2割は、
余分に見積もっていた方がよいことを、
みのる社長とじぃじ会長が、この動画で詳しく解説しています。
今回は、特に、築30~40年の戸建住宅をリフォームされる方に、
考慮していただきたいことをお話しています。
その時代は、建築規制が今よりゆるい
高度経済成長期に建てられたため、
欠陥箇所が多いかもしれないからです。
また、利益を得るため、短期間で大量に、
ずさんに建てた業者も横行しました。
私たちが遭遇したひどい事例があります。
築40年ほどのある建売住宅にお住まいの方から、
建具のたて付けが悪いと相談を受け、
何度も直しますが、しばらくするとまた元に戻ります。
おかしいなと思い、レベルを測ると、
家全体が傾いでいて、しかも徐々に沈んでいました。
基礎を調べると、なんと下に、
廃材が山のように埋められていたのです。
建築した当時の業者が、火事で焼けた前の家の廃材を、
]下に埋め隠して処分したようです。
廃棄の費用を浮かすために!
これは極端な事例ですが、
実際に東京都内であったことです。
しかし、私たちが手がけるリフォームでは、
その半分のケースは、浴室と屋根が何かしら
傷んでいることも事実です。
まずは、浴室。 古い家の在来工法では、
土台と基礎の間に「通気パッキン」が入っていません。タ
イルの目地から水が入り込みます。
そのため、土台が腐ってシロアリにやられている可能性が大。
また、浴室は、敷地の角に配置され、
角の通し柱の下が腐ってることも多いです。
家の要の構造材なので、これは危険。
接ぎ木をし、土台や基礎をやり替える必要があります。
そして屋根。 屋根の雨漏りは、見た目では分かりません。
大抵、階下に雨漏りが生じたときに気づかれるのですが、
その時はもう手遅れです。
壁や柱、梁に水が入り、腐っているでしょうから。
本来ならその5年前に対処をしていれば、
修繕費も少なめにすんだことでしょう。
もし築10~20年で何もしていないという方は、
建築業者に点検を依頼してはいかがでしょうか。
また、家は、不具合が出た時点で、慌てて業者に依頼すると、
不誠実な業者に遭遇する可能性が増します。
普段から、地域の信頼できる業者を探しておくのがベストです。
「良い業者」とは、現場を確実に調査し、
その状況を正確に、お客様に伝えるところです。
リフォームは、住まい環境の安全性を高め、
「命を守る」営みでもあるのです。
(文責/ライター上田隆)
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