事故・ケガは「お客様にご迷惑」と、常に自戒
2021年07月16日
町鳶の心意気
【町鳶の心意気2】小泉工業 2 <4回シリーズ>
こんにちは、河合工務店です。
鳶さんの仕事は、危険がいっぱいだ。
だから、現場でのかけ声は、自然大きく荒っぽくなる。
「おい、あぶねぇぞ!」
「ストップ! ストップ!」「ダメだよ!」と。
怒鳴られている、という感じはしないのか?
「それはないですね。
私なんか、昔から職人さん見てますから。
素直に、『危ないことやっちゃった』と反省します」と、
専務の小島さん。
最近の若い人であっても、委縮することはないという。
「この業界に入ってくる子は、おじいさんが大工とか
お父さんが建築屋とかなんで。体育系も多いですし。
『叱られてる』と落ち込んでる子は、もたなでしょう」。
<江戸時代から続く町鳶の伝統を
引き継ぐ小泉工業>
当然、足場など高所の作業は、一番危険だ。
しかし、かえって気を引き締める。
「実際には、基礎工事といった低いところ、
高さ1mから1m20㎝で、よく事故が起こるんです。
脚立から足を踏み外して転落し、
打ちどころが悪かったという事例がたくさんある。
下に鉄筋でも出ていれば、死亡事故にもつながります」。
仕事で一番気を使うことは、
お客様に喜んでもらえること、納得してもらえること。
「なにより事故・ケガを出さないことです。
そうなると、部材などが建物に当たって
キズをつけてしまう、工期が遅れる、
お住まいになるところなので縁起も悪い。
さまざまなことで、お客様にご迷惑をおかけしてしまう。
工事現場はもちろん、通勤途中の交通事故もそう、
『表に出たら、すべて危険』だと、
自分も含め、社員に言い聞かせてます」。
(文責/ライター上田隆)
東京都中野区の河合工務店が自然素材での健康住宅設計やリフォームについて書きます。
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