河合工務店ブログ

河合工務店ホームページへ

河合工務店ブログ

隣の親方に声かけられ、町鳶の道に

【町鳶の心意気1】小泉工業 1 <4回シリーズ>

こんにちは、河合工務店です。

町鳶(まちとび)――

地域に密着した鳶さんを指し、

江戸時代に活躍した「火消」の伝統にもつらなる。

そんな由緒ある町鳶職の小泉工業は、

河合工務店と30年来のお付き合い。

「主な仕事は、戸建て住宅工事の、

足場の架設、棟上げなど。

地業(地ならし、掘削)、基礎工事も行います。

私ら、『多能工』なんです」と語るのは、

専務の小島清光さん。

病気がちの親方(代表)・小泉修さんに代わって、

今、会社を取り仕切っている。

みんなから「キヨさん」の愛称で

呼ばれるこの人には、職人かたぎの風格が漂う。

<小泉工業専務の小島清光さん>

親方の小泉家と小島家は、まさに隣近所。

「両家の爺さんと仲良くて、昔は親子電話でした。

うちの電話がチンと鳴ると、向こうもチンと鳴る」。

子ども時代のキヨさんも、ここらを走り回っていた。

「昔、爺さんは八百屋。親は、乾物屋で、

駄菓子なんかも売ってました。

私がガキの頃は、小学校から帰って遊びに行く前に、

店の自動販売機にジュースを入れたり、

もう家業を手伝ってました」。

高校の頃から、いろんなバイトを経験。

ペンキ屋、百貨店の改装、ガードマン、

青梅街道を通る車両のカウント…などなど。

「21、2歳の頃か、親方から、

『おいキヨ、お前、うちのバイトに来ないか』と

声掛けられて以来、ずっと30年、この世界にいます。

私が入った当時、50代60代の方が多かったですが、

その先輩方に、よく仕事を教えていただいた。

…親方ですか? 一言で言うと、優しさと厳しさと、

両方持った方なのかな」。

「キヨさんとは、若い頃からの付き合い」と、

同席する稔社長。

「当時、なんにも知らない同士で、現場で会うと、

『お互い頑張ってるね』と、

励まし合ってました」と笑う。

(文責/ライター上田隆)

ページの先頭へ