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事故・ケガは「お客様にご迷惑」と、常に自戒

【町鳶の心意気2】小泉工業 2 <4回シリーズ>

こんにちは、河合工務店です。

鳶さんの仕事は、危険がいっぱいだ。

だから、現場でのかけ声は、自然大きく荒っぽくなる。

「おい、あぶねぇぞ!」

「ストップ! ストップ!」「ダメだよ!」と。

怒鳴られている、という感じはしないのか?

「それはないですね。

私なんか、昔から職人さん見てますから。

素直に、『危ないことやっちゃった』と反省します」と、

専務の小島さん。

最近の若い人であっても、委縮することはないという。

「この業界に入ってくる子は、おじいさんが大工とか

お父さんが建築屋とかなんで。体育系も多いですし。

『叱られてる』と落ち込んでる子は、もたなでしょう」。

<江戸時代から続く町鳶の伝統を

引き継ぐ小泉工業>

当然、足場など高所の作業は、一番危険だ。

しかし、かえって気を引き締める。

「実際には、基礎工事といった低いところ、

高さ1mから1m20㎝で、よく事故が起こるんです。

脚立から足を踏み外して転落し、

打ちどころが悪かったという事例がたくさんある。

下に鉄筋でも出ていれば、死亡事故にもつながります」。

仕事で一番気を使うことは、

お客様に喜んでもらえること、納得してもらえること。

「なにより事故・ケガを出さないことです。

そうなると、部材などが建物に当たって

キズをつけてしまう、工期が遅れる、

お住まいになるところなので縁起も悪い。

さまざまなことで、お客様にご迷惑をおかけしてしまう。

工事現場はもちろん、通勤途中の交通事故もそう、

『表に出たら、すべて危険』だと、

自分も含め、社員に言い聞かせてます」。

(文責/ライター上田隆)

 

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