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大工職人とシューズデザイナーの仕事が響き合う空間

【藍染レザースニーカー1】 Bluestoneと河合工務店1

<4回シリーズ>

こんにちは、河合工務店です。

深い藍色の艶やかな革。

「気品漂うスニーカー」と称したくなる藍染めの革靴が、

無垢の板に並ぶ。

ここ東京・日本橋のビルの地下1階にある

「Bluestone」のスペースは、一見靴の店とは思えない。

アートを展示している、白壁の「ギャラリー」のよう。

内装を手がけたのは、河合工務店。

発注し企画したのは、

興和インターナショナルのデザイナーの赤理浩一さんだ。

社内でブランド「Bluestonre」を立ち上げ、

その見事な靴をデザインしたご本人である。

<デザイナーの赤理浩一さん>

ビル5階全体が会社の所有で、吹き抜けのある

地下倉庫を店舗として改修。

1期工事では、地上から下の店に、

直接お客様を招く階段を設置。

中段・下段にそれぞれ1枚ずつ無垢板を、藍で染めた。

2期工事で、赤理さんは、天然の無垢材と

鉄骨で組み上げた商品棚をつくりたいと提案。

板はワックスをかけず、経年変化を楽しめるようにした。

藍染スニーカーが、

年ごとに味わい深い色になることに合わせて。

「普段から知人より河合さんの仕事を

いろいろ聞いていたんです。

特に、ふんだんに使う無垢の木に心惹かれていました。

素朴で飾り気がないのですが、

かえってそこに”飾り気”を感じます。

色を塗ったり、アンティークな加工したりすれば、

一瞬はかっこいいんですけど、すぐに飽きてしまう」と、

赤理さんは語る。

そんな感性が、河合工務店の大工と

シューズデザイナーの仕事を響き合わせた。

だからか、ここを訪れた多くのお客様が、

「落ち着きますね」と。

(文責/ライター上田隆)

<無垢板が、藍染スニーカーの美しさを引き立てる>

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