国産木材にこだわる理由
2020年02月10日
自然素材
こんにちは、河合工務店です。
皆さんは家を建てる時に使われる材木のほとんどが、外国から輸入されたものだとご存知でしたか?
日本には多くの森林があるにも関わらず、材木の自給率が約36%しかありません。
18年前の2002年ではたった18%だった自給率が、現代では倍近く、8年連続上がっていることはとても喜ばしいことですが、まだまだ上げていかなくてはいけないと考えます。
そもそも、自給率が低い理由としましては、1960年頃、今までの住宅事情を変えることが起こりました。
それはハウスメーカーによる建売住宅の登場。
もちろん今までも建売住宅はありましたが、価格を徹底的に抑え、一軒家を買いやすくした建売住宅は革新的でした。
しかし家を安く建てるには、建材のコストをどれだけ下げられるか、ということが重要になってきます。
そのため木材がたくさんある、人を安く雇える、という事情から、東南アジアの熱帯材が大量に輸入されるようになりました。
今日ではインドネシアやマレーシアの一部と、最後の原生林が残るパプアニューギニアから貴重な熱帯材が日本で使用されています。
熱帯材の多くは合板として使われ、このまま伐採が続けばあと数十年で皆伐されてしまうでしょう。
30~40年先に世界の森が無くなったからと言って、では日本の木を使いましょうと思っても、手入れがされて無い木がどうして商業的な価値となるでしょうか。
将来的なことも考え、今から日本の森林をしっかり手入れをして、必要な分だけ使っていくことが大切だと私たちは考えます。
数少ない貴重な熱帯材は、何も私達の家づくりの為にあるのではなく、人類共通の残すべき財産です。
そのように河合工務店は考え、国産材を使用しています。
東京都中野区の河合工務店が自然素材での健康住宅設計やリフォームについて書きます。
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