河合工務店ブログ

河合工務店ホームページへ

河合工務店ブログ

ベトナム技能実習生の意欲が素晴らしい

【町鳶の心意気3】小泉工業 3 <4回シリーズ>

こんにちは、河合工務店です。

小泉工業は、12人態勢。

鳶職の会社としては、大きい方だ。

それでも「人材の確保には、とても苦労しています」と、

専務の小島さん。

「10年ほど前からも、3K(きつい、汚い、危険)と

言われてきた業界。

若い子が、なかなか来てくれません」。

<建築現場>

そこで、ベトナムの技能実習生を2人、

受け入れることにした。期間は3年間。

「とてもよく働いてくれます!

母国で多少の実習期間を経て、日本に来てますが、

実際の現場では正直通用しません(笑)。

できないんだけど、自分から『何かしよう』という

強い気持ちが伝わってくることに、

いつも感心しています」。

「言葉の壁」はあるが、仕事には支障ないという。

「『この部材を袋に入れる』

『これをあそこに持っていく』と

いう指示を、身振り手振りで伝えます。

理解すると、同じことをずっと実直にやってますよ。

『休んでいい』の言葉が分からないので、

ひたすら作業してる。それぐらい一生懸命」。

賃金は、日本人の同じ年代と同等。

「ただ、ベトナム本国の中間機構が定めた規定では、

現場で作業した時間給にしてくれと。

でも、それだと実働5、6時間にしかならない。

うちの場合、事務所に来た時点で始めて、

そこに帰っておしまいとし、

平均7,5時間ぐらいになるようにしてます」。

稔社長が、「本音で言えば、日本人の若い子に

来てほしいのでは?」と質問。

「理想と現実は違います。

日本人がどんどん来てくれるならいいですが、

それはもう無理です。

だったら、ベトナム人の実習生に来てもらうことは

本当にありがたい。

彼らが仕事を覚えて、母国に帰ったとき、

『日本で、小泉工業のキヨってのがいてよぉ、

こう教えてもらったよ』なんて言ってくれれば、

すごく嬉しいですし」。

(文責/ライター上田隆)

ページの先頭へ