スキップフロアのメリット・デメリット
2021年12月24日
住まいの豆知識
こんにちは、河合⼯務店です。
近頃、住宅情報雑誌などでよく⽬にするスキップフロア。
吹き抜けのような天井が⾼い部屋に設けられることが多く、
1.5 階のような存在として⼈気を集めています。
スキップフロアのメリットとしては、
敷地⾯積よりも広く空間を確保できること。
収納スペースを増やしたい、書斎として使える場所が欲しい、
という場合にスキップフロアを選ばれることが多いようです。
またスキップフロアがあるだけで空間に個性が⽣まれるので、
おしゃれな部屋にしたい、
という⽅も好まれる傾向にあるようです。
しかし、その⼀⽅でよく考えていただきたいポイントも。
実際にスキップフロアを設計すると、
想像以上に⾼さを確保できないことが多いです。
⼤⼈が直⽴できない程度の⾼さになる場合が多いので、
収納スペースとしても、書斎としても、
使い勝⼿の悪さを感じてしまう可能性があります。
またスキップフロアを作ると必然的に
階段が多くなってしまうため、
年を取ったときに使いにくい場所になる、
ということも忘れてはなりません。
階段の上り下りは⾜腰に負担がかかり、
⾃然と⾜が遠のくようです。
せっかく作った場所なのに、後々使わなくなってしまった…
となったらもったいないですよね。
河合⼯務店にも「スキップフロアを作りたい」
というお客様はいらっしゃいますが、
このような事情をお話すると最終的に
なくなってしまうことが多いです。
⾒栄えや機能性はとても重要ですが、
⼀番⼤切なのは「本当にそれが必要なのか」を
⾒極めることだと思います。
東京都中野区の河合工務店が自然素材での健康住宅設計やリフォームについて書きます。
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