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一代目から二代目、そして三代目に引き継がれた思い ~木造住宅~

こんにちは、河合工務店です。

一代目は明治・大正・昭和・平成と職人一筋に生き、平成17年3月に他界。

二代目はこんな頑固親父に「仕事は盗んで覚えろ」と言われ育ち、今では河合工務店会長に就任。

そんな先代を見てきた三代目、代々受け継がれてきた想いを語ります。

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「木造住宅はせいぜい20年」

そんなイメージを持たれている方もいるのではないでしょうか。

これは高度経済成長期に定着した考えかもしれません。

当時は世代が変わるごとに家を建て替え、その度に多くの廃材が出て、また多くの木材が必要となりました。

でも、サステナビリティを求められているこの時代に、その考えは少し時代錯誤かな、と感じています。

今、求められているのは「長く住める家」。

「これからは人生100年時代」とよく言われますが、家にも同じことが言え、「100年住宅」を目指すべきだと考えています。

木造住宅は脆い、ということはありません。

「いい仕事さえすりゃ 50年以上はたっぷり持つってもんでさぁ…」と先代が言っている通り、

木の持つ強くしなやかな特性をしっかり活かした設計にすれば、長く住むことができる家をつくることができます。

いい手本となるのはヨーロッパの住宅事情かと思います。

ヨーロッパに行くと新しい建物はごくわずか。

住宅もほとんどが歴史ある建物です。

メンテナンスやリフォームを重ね、建物はギリギリまで壊しません。

ただその土地に合った建築事情もあります。

地震大国日本では定期的に建築基準法が見直されますので、そうなると最新の耐震基準に合わせた家を建てた方がいいと思います。

でも安易に家を建て替えるのは、無駄に産業廃棄物を増やし、限りある資源を食い潰すことになってしまいます。

時代は変わりました。

私たちの認識も変えなければなりません。

家は長く住むもの。2代目、3代目と引き継ぎ、建て替えをするのはそれからでもいいのではないでしょうか。

私たち家をつくる人間も、これから長い時間を過ごせる家づくりを皆様にご提案しなければならないと思っています。

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