● 日本には豊かな森と大地がありながら日本の林業自給率は１８％しかありません。世界中の限りある貴重な森が失われようとしています。このまま続くとあと数十年で森がなくなる恐れも……。
世界の森や緑は私達の為だけにあるのではなく人類共通の守らなければならない財産です。 このまま行くと地球温暖化は確実に進行し、想像出来ないような事が世界中で起こるでしょう。
自然の前に私達はあまりにもごうまんすぎませんか？生かされているという謙虚さが今必要ではないでしょうか。

● 私達が何より環境を大切にする理由の一つは多くの自然素材が私達の家創りには必要となっているからです。
例えば無垢のフローリングに蜜ロウワックスを塗ることがあります。このワックスはハチミツから作りますが季節に野や畑に沢山の花が咲き、ハチが蜜を取れる環境がなければ手に入れることが出来ません。（今世界中からミツバチが激減しています）
自然素材が汚染されたり無くなるようでは私達の家創りはありえません。
このまま行くとこれからは自然からの逆襲の時代、何よりも自然環境を大切にした家創りを実践します。

二、伝統を継ぎ

スミ付け、刻みは機械がプレカット、家の中で使う造作材（窓枠材、ドア枠材、巾木）や合板で作られるフローリング等全てが工場で加工されねんきの入った職人が必要とされない今日の家創り。
建具も工場で、壁や天井も新建材やビニールクロスで左官仕事も必要なく、このまま行くと職種そのものがなくなってしまいます。 私達は日本の伝統、文化の担い手として次世代に継承出来る若い職人さんや、瓦屋、建具屋、左官屋、板金屋等の職種が必要とされる家創りを進めてまいります。
当社ではスミ付け、キザミが出来る若い大工さんを育成する大工育成塾（国土交通省）から若い塾生を積極的に受け入れています。

● 一般的に家造りで健康と言えば住み手の事ですが、私達の家創りでは住み手にとって安心・安全な家造りでも、そこに関わり作業する人達にとっては必ずしも健康的な素材、建材でない場合も有り、廃棄処分時に環境にとって負荷のかかる物も少なくありません。
安心・安全・健康な責任ある家創りにとって大切な事は、造り手、住み手、環境にとって負荷のかからない素材、建材選びではないかと思います。

● 健康な家が出来たからと言って必ずしも健康的に暮らせるとは思いません。
なぜなら今の家はサッシが入り、断熱材が入り昔の家と比べると数倍気密性が良く汚染された空気は外に出にくく、家の中に持ち込まれる家具、カーテン、什器、備品や何げなく使用される殺虫剤、芳香剤によって部屋の空気は汚染されます。
真に健康で暮らす為には、衣・食・住からの生活の見直し（ライフスタイル）が何よりも必要かと思います。
私達は衣・食・住からの家創りを提案します。